検見川河口にて、述べ竿チヌ

涙骨

2018年06月12日 12:49

久々に書きます。
ちょこちょこ釣りしてましてが何だか書きそびれてました。

梅雨の合間の晴れ間だということで
やらねばのことはあれども
鬱々とした日の合間に少し逃げ出す

前から行ってみたかった未知の場所へ。
千葉検見川。
地図で目星をつけて初めての駅下車。
まずは汽水域の河を、と思ったら地図で見たほど
釣り場にはならず。
海まで歩くのを計算すると一時間超…。
スーパー炎天下。水もないコンビニもない。
無理だ。

サンドイッチだけ作ってきてたので
ミニトマトとカニカマとパクチーペーストのトーストサンドをかぶりつつ
汗だくでバス停を探す。
あー、これアブダビでやったなあ。
あんときは、外気温70度くらいあって死にかけた。

数十分歩いてバス停から全く知らない
千葉のバスに乗り
某病院前まで。
このまま入院したいのを堪え
目当ての突堤へ。

以前、気が狂ったように
都市部の隠れた釣り名人たちの
釣りブログを(多分ほぼ全て)読んでいたときに
勝手に師匠と思っていた人がメーターのスズキを
一時間かけて釣り上げた突堤は
封鎖されていた…。


違法で釣りするの嫌い。
というわけで、川沿いのポイントを探すと
異様な魚影が見える場所発見。
もちろん全部ボラ。
ということはこやつらは釣れない(釣らない)
ボラ食べるの大好きだけど沖のだけね。
コイツラに罪はない。

異様に群がって狂乱しているのは
ここの海水温が他よりも高いからだ。
釣り人が来た痕跡(ゴミだらけ)もある。
(ちなみに釣り人はたいていマナーが最低である)
誰もいない場で述べ竿を施す。
道糸、ガン玉、ハリス、チヌ針に青イソメ、
鉄板のガン玉胴突仕掛け。

魚は数百は見えるが見える魚は釣れない。
水深は異様に浅くところどころ深い。
ボラの群れの奥深くに奴が居るはず。

一番深い場所に仕掛けを送り込んで
糸フケ(糸のたるみ)を作って浮きやアタリの代わりにして流すこと少し


重い。
きよった。

沖に逃げない泳ぎは間違いなくアレ。
平たくて重い。
チヌ、クロダイだ。

タモの用意しておいてよかったが
3.5㍍だと跪いてギリギリ水面。
しかも竿はメバル用の延べ竿だ。
計測用のメモリが25センチまでしかない竿で
(それ以上の大きい魚想定してない)
ちと荷が重いが、これでチヌ結構あげてきた。
ただ、寄せられない。
深く泳がせるとテトラで糸を切られる。
50センチくらいの深さだけ潜らせて
浮かせて空気吸わせて、を
延々繰り返して弱らせる。


(自分的には)ものすごい時間かけて釣り上げた。
なにせ竿は弱々しく、釣り糸は百均の安物で
アホみたいに細い(ダイソーの道糸2号に使い古しすぎて爪で切れるハリス1号)。



キレイな魚体だ。
どことなく青っぽい。
タモいっぱいサイズなので45センチくらいか。
思えば東京湾で陽の高いうちにチヌをつり上げるのは
久しぶり過ぎて思い出せない。

魚体に傷はない。
変な意味で、活きは良い。
タモに入れてそっと水の中に戻して待ったが、
魚は観念していた。

それにしてもあまりに長時間竿を支えて
腕が非常に疲れた。

釣れなそうな風の強い場所に移動して
仕掛けを作り直して立てかけた竿を
持ち上げようとした瞬間に
メキメキッ、と嫌な音がして
メバル竿の薄いカーボンが折れた。
ダイワのさぐりメバル、中古で買ったのだけど
愛用していた。

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さすがに45センチ位のチヌで負担かけすぎたかぁ。

うわちゃー。
新品では買えないなあ。
もってないや、もう。
参ったなあ。

まあ、釣りごたえありました。